1000倍!?海外FXは高いレバレッジで危険?比較で見える海外FXの安全性
公開日:2025.01.13
更新日:2025.01.15
FXの魅力の一つは、レバレッジを使って大きな利益を狙えることです。
レバレッジの倍率が高いほど、より大きな利益を得られる可能性があります。
国内FXを経験した人にとって、海外FXの高いレバレッジは魅力的に映るかもしれません。
でも同時に、リスクも高そうだと感じるかもしれません。
では、本当に高いレバレッジは危険なのでしょうか?ここでは、国内FXと海外FXのレバレッジを比べて、海外FXのレバレッジに隠れているリスクについて考えてみましょう。
この記事の見出し
海外FXと国内FXのレバレッジ上限を比較!
国内FXのレバレッジ上限25倍の理由
国内FXでは、レバレッジの上限が25倍と決められています。
これは海外FXと比べるとかなり低いですが、最初からこの倍率だったわけではありません。
この25倍という制限が生まれたのは、2009年の「金融商品取引業等に関する内閣府令の一部を改正する内閣府令」がきっかけです。
それまでは400倍のレバレッジが可能で、一度に数億円の利益を得る人もいましたが、同時に大きな損失を被る人も多くいました。そこでこの法律が作られたのです。
時期 | レバレッジ上限 |
---|---|
2010年8月 | 50倍 |
2011年8月 | 25倍 |
金融庁は投資家を守るためにこの規制を導入しましたが、多くの人々から「投資は自己責任なのに厳しすぎる」という意見が出ています。
確かに、投資にはリスクがつきものなので、反対の声が多いのも当然かもしれません。
海外FXのレバレッジは上限なし!
一方、海外FXにはレバレッジの上限がありません。
100倍を超えるレバレッジは普通で、最大1,000倍以上のレバレッジを提供する業者もあります。
国内FXを経験した人なら、このレバレッジの違いに魅力を感じるでしょう。
例えば、100万円の取引をする場合:
- 国内FX(25倍レバレッジ):4万円の証拠金が必要
- 海外FX(400倍レバレッジ):2,500円の証拠金で済む(1ドル100円の場合)
少額で大きな取引ができるこの特徴が、海外FXが注目されている大きな理由の一つです。
また、国内FXには追証制度があり、口座がマイナスになると借金のリスクがあります。
しかし、海外FXの多くはゼロカット方式を採用しているため、必要以上の借金を負わずに済みます。
国内にもゼロカット方式のFX業者はありますが、高いレバレッジの魅力を考えると、海外FXのほうが魅力的に感じる人も多いでしょう。
国内・海外FXの必要証拠金を比較!
必要証拠金の金額はこんなに違う!
必要証拠金は業者によって呼び方が異なり、必要保証金や取扱証拠金という名称で呼ばれることもあります。
国内FXのレバレッジ上限が25倍、海外FXは上限なしという点が、必要証拠金の金額に大きく影響します。
必要証拠金は売買に必要な金額÷レバレッジで計算できます。
例えば、ドル円が100円で100万円分を25倍のレバレッジで取引する場合、4万円の証拠金が必要になります。
この計算方法は、レバレッジが500倍や800倍でも同様に適用できます。
2017年5月時点でのドル/円とユーロ/円のレートを基に、1万通貨分の取引をした場合の必要証拠金を比較してみましょう。
レバレッジ | ドル/円 (113円) | ユーロ/円 (123円) |
---|---|---|
25倍 | 45,200円 | 49,200円 |
500倍 | 2,260円 | 2,460円 |
800倍 | 1,412円 | 1,537円 |
この比較から、国内FXと海外FXの必要証拠金の差は明らかです。
海外FXでは、レバレッジが1,000倍になるとさらに少ない証拠金で取引が可能になります。
必要証拠金が少ないということは、より気軽に投資を始められるということですね。
海外FXの魅力は運用効率の高さ!
海外FXはレバレッジが高く、必要証拠金が少ないため、運用効率が非常に高いのが特徴です。
これは、保有できるポジション数にも大きな影響を与えます。
例えば、10万円の取引資金で比較すると:
- 国内FX(レバレッジ25倍):
- 1ポジションに約5万円必要
- 1万通貨で2つのポジションを持てる
- 海外FX(レバレッジ400倍):
- 1ポジションに約3,000円必要
- 1万通貨で約33のポジションを持てる
海外FXでは必要証拠金が少ないため、多くのポジションを持つことができ、運用効率が高まります。
これにより、複数の通貨ペアで利益獲得のチャンスを狙いやすくなります。
ただし、高レバレッジは大きな損失にもつながる可能性があるため、リスク管理には十分注意が必要です。
海外FXの特徴を理解し、適切な資金管理を行うことが重要です。
ハイレバレッジはリスクが高いと聞いたけど?
レバレッジの倍率がリスクというのは間違い
海外FXの高いレバレッジは危険だと言われることがありますが、国内FXのほうがリスクが小さいという考えは正しくありません。
レバレッジは必要証拠金の額を決めるためのもので、損益に直接影響するものではありません。
例えば、1ドル100円で1万通貨のトレードをした場合、レバレッジが25倍でも250倍でも、1ドル95円になれば5万円の損失になります。
つまり、レバレッジの高さと損益には直接の関係がないのです。
比較から分かる海外FXの安全性
実は、リスクの面では国内FXのほうが高いと見ることもできます。
以下の例を見てみましょう:
取引タイプ | レバレッジ | 必要証拠金 | 損失額 | 残額 |
---|---|---|---|---|
海外FX | 250倍 | 2,000円 | 5万円 | 4万8,000円 |
国内FX | 25倍 | 4万円 | 5万円 | -1万円 |
この例から分かるように、同じ損失額でも、国内FXではマイナスになる可能性があります。
では、なぜハイレバレッジが危険だと言われるのでしょうか?
それは、資金管理ができない投資家がいるためです。
手持ち資産の限界まで投資する人にとっては、ハイレバレッジが危険になる可能性があります。
逆に言えば、適切な資金管理ができれば、海外FXで大きな利益を得られる可能性が高くなります。
海外FXでローコストハイリターンを実現しよう!
海外FXは国内FXよりリスクが高いと思われがちですが、それは誤解かもしれません。
海外FXの仕組みを理解し、適切に取引すれば、少ない投資金額で多くの収益を得られる可能性があります。
特に重要なのは、レバレッジの倍率が損益に直接影響しないことです。
金融庁がレバレッジ規制をしているのは、資金管理ができない投資家がいるためですが、レバレッジ自体に危険性はありません。
海外FX業者は、利用方法や最大レバレッジなどが異なるため、比較が重要です。
どの業者を選ぶかは収益に大きく関わるので、じっくり検討することをおすすめします。
その際、FXplusなどの比較サイトを活用するのも良いでしょう。