初心者指南!海外FX口座開設の手引き
公開日:2025.01.08
更新日:2025.01.08
投資で資金を増やしたい方の中には、海外FXを始めてみたいと考える人もいるでしょう。海外FXには、レバレッジ制限がないなど、独自の魅力があります。しかし同時に、海外ならではのリスクも存在します。
そのため、海外FX初心者は事前に十分な知識を身につけておくことが大切です。 この記事では、海外FXを始めようと考えている方のために、以下の点について詳しく解説していきます。
- 海外FX口座選びのポイント
- 口座開設までの流れ
- 注意すべき点
これらの情報を押さえておくことで、より安全に海外FXを始められるでしょう。初めての方も、これから口座を開設しようと考えている方も、ぜひ参考にしてください。
この記事の見出し
海外FXを始めたい方は必見!海外口座開設のノウハウ
自分に合った海外口座を選ぼう
最近、日本人の海外FX利用者が増えています。そのため、海外のFX会社間の競争が激しくなり、取引コストの低下や取引ツールの改善、日本語サポートの充実など、さまざまなサービスが良くなっています。
みなさんの仕事や生活スタイル、投資できるお金の額によって、FXの取引方法は人それぞれ違います。だから、自分に最も合ったFX会社を見つけて口座を開設することが大切です。
海外FXの取引スタイルには主に2つあります。
- デイトレード:1日に何回か取引を行う
- スキャルピング:短い時間で素早く売買を決める
これらのスタイルによって、適した口座が異なってきます。自分の取引スタイルをよく考えて、それに合った口座を選びましょう。
デイトレードは、1日の中で値動きを見て利益を狙う方法です。常にチャートを見ている必要がないため、仕事をしている人や家事の合間に取引したい人に人気があります。
海外FXを選ぶ人は、大きな利益を狙って高いレバレッジで取引することが多いです。しかし、急な値下がりなどで強制的に取引が終了(ロスカット)されると困ります。
そのため、入金ボーナスが豊富な口座を選ぶと安心です。 また、デイトレードには以下の特徴を持つ口座が向いています。
- 相場が激しく動いている時でも、狙ったタイミングで取引できる
- 取引にかかる費用(コスト)が低い
スキャルピングは、短い時間で素早く売買を繰り返す方法で、経験豊富な投資家に人気があります。スキャルピングをする人には、次のような特徴を持つ口座が適しています。
- スキャルピングが禁止されていない
- 1日に何度も取引するため、取引の度にかかる費用(スプレッド)が低い
- 相場が激しく動いている時でも、確実に取引できる
自分の取引スタイルに合わせて、これらの特徴を持つ海外FX口座を選ぶことが大切です。
海外FX口座の開設に必要なもの
海外FX会社によって細かい違いはありますが、口座開設に必要な書類は主に2種類です。
- 本人確認書類:写真付きのもの
- 運転免許証
- パスポート
- 住所確認書類:現住所が分かるもの
- 住民票
- 公共料金の明細書
- 固定電話や携帯電話の明細書
- クレジットカードの明細書
注意:健康保険証は使える会社が限られています。普段の本人確認で使っている人も、海外FX口座の開設では別の書類を用意しましょう。
また、会社によって入力方法が異なります。
- ローマ字表記が必要な会社
- 日本語入力でOKな会社
ローマ字表記が必要な場合、パスポートなどの本人確認書類と同じ表記を使うように注意しましょう。特に、複数の表記ができる文字(例:「し」をSHIかSIか)に気をつけてください。
最後に、口座開設時に最初の入金も必要です。ある程度まとまったお金を用意しておくと良いでしょう。
トラブルを避けよう!海外FX口座開設時の注意点
安全性を重視して、金融ライセンスを持つ会社を選ぼう
自分に合った海外FX口座を見つけて、必要な書類も揃えたら、口座開設の申し込みをする前に、必ずその会社が金融ライセンスを持っているか確認しましょう。悪質な違法な会社の中には、お金を騙し取る詐欺を働く可能性があります。
そういったリスクを避けるために、違法な会社かどうかの確認はとても大切です。 チェックすべきポイントは、「その海外FX会社が所属する国の金融ライセンスを取得しているかどうか」です。
金融ライセンスの有無は、会社の信用性を判断する1つの目安に過ぎませんが、これだけでも安全性をある程度確認できます。 安心して利用できる海外FX会社を選ぶために、他にも以下の点を確認するとよいでしょう。
- 信託保全(お客様の資金を保護する仕組み)があるか
- 過去にお金のトラブルや詐欺まがいの行為がなかったか
これらの点をしっかりチェックすることで、より安全な海外FX会社を見つけることができます。
海外FXでも納税は必須!忘れずに確定申告しよう
海外FXで利益を得た場合も、必ず納税する必要があります。海外からの収入だから支払わなくていいと勘違いする人もいますが、これは間違いです。収入は収入なので、きちんと税金を払わなければいけません。
【 確定申告が必要な人】
- 給与所得者:20万円以上の収入がある場合
- 個人事業主や専業主婦など:総所得が38万円以上の場合
海外FXでこれだけの収入があるのに納税しないと、脱税という違法行為になってしまいます。気をつけましょう。
確定申告をしないだけでも「無申告加算税」がかかります。さらに脱税と判断されると、以下のような追加の税金がかかる可能性があります。
- 重加算税
- 延滞税
- 利子税
特に悪質なケースだと判断されると、罰金が科される場合もあります。 海外FXで利益を増やそうとしているのに、脱税で逆に損をしてしまうことになりかねません。少しでも損をしたくないなら、確定申告の時期にしっかりと申告して、税金を納めることが大切です。
海外FXで利益が出たら、毎年の確定申告で忘れずに税金を支払いましょう。これにより、余計な税金や罰金を避けることができます。
海外FX口座のメリットとデメリット
【メリット】
充実した取引システムとサービス 海外FX口座の最大の特徴は、高いレバレッジです。日本の規制外なので、国によっては1000倍近いレバレッジでの取引が可能です。
日本での規制をきっかけに、多くのトレーダーが海外FXを始めました。 他にも魅力的なサービスがあります。
- ゼロカット制度:追加の証拠金請求がない仕組み
- キャッシュバックボーナス:口座開設や入金時にもらえる
- 充実した取引ツール:スムーズな取引が可能
特に、メタトレーダー4というソフトは自動売買機能があり、効率的な資産運用ができます。
また、多くの海外FX会社では、通常のFX以外にもさまざまな取引ができます。
- 株価指数
- ゴールド
- 原油
- CFD取引(値動きで決済する取引)
このように取り扱う金融商品が豊富なため、FXトレーダー以外の資産家も利用しています。好みの取引を自由に選べるのも大きな特徴です。
【デメリット】
高いレバレッジには大きなリスクも伴います。また、海外の会社を利用するため、トラブル時の対応が難しい場合があります。
これらのデメリットも考慮して、海外FX口座の利用を検討しましょう。
【海外FXならではの課題】
言葉と時差の壁 海外の口座を使う以上、言葉の問題は避けられません。日本語に対応していないサイトで取引をする場合、以下のような不安があります:
- 外国語が分からず不便
- 正しく取引できるか心配
- トラブルの原因になる可能性
日本語対応を徹底している会社もありますが、日本人の利用を認めていない海外サイトもあります。そのため、選べる会社が限られることもあります。 海外FXでは時差も大きな課題です。
会社の所在地によっては、日本との時差が大きいため、以下のような問題が起こる可能性があります。
- サポートへの問い合わせ時に時間がかかる
- 手続きにタイムラグが生じる
- 出金に時間がかかる(特に銀行振込の場合)
これらの問題に対して、以下のような対策が考えられます。
- 日本語対応が充実している会社を選ぶ
- サポート対応時間をあらかじめ確認しておく
- 出金はクレジットカードや代行会社を利用する
いずれの対策も、結局は会社選びが重要になります。海外FXを始める際は、これらの点も考慮して慎重に会社を選びましょう。