海外FXでメキシコペソのスワップトレードは可能?今後の見込みや取引のリスクを解説
公開日:2025.01.13
更新日:2025.01.15
「メキシコペソってどんなお金? どれくらいのスワップがもらえるの?」
「メキシコペソで取引する時に損したくないな」
国内FXでスワップトレードといえばメキシコペソが人気ですが、実は海外の業者でも取引できるんです。
でも、国内FXと比べてどうなの?損しないためには何に気をつければいいの?そんな疑問を持っている人も多いはず。
そこでこの記事では、次の内容をくわしく説明します。
この記事でわかること
- メキシコペソのスワップ一覧
- メキシコペソの取引でどれくらいスワップがもらえるか
- スワップトレードでよくある失敗例
この記事では、おすすめの業者も紹介するので、すぐに取引を始められますよ。
この記事の見出し
メキシコペソってどんなお金?
メキシコペソはメキシコで使われているお金です。
メキシコはアメリカのお隣さんで、中南米にある国です。
銀や石油、天然ガスなど、たくさんの資源がある豊かな国なんです。
日本からはずいぶん遠いので、メキシコペソのことを知るには、メキシコの国内事情を理解することが大切です。
まずは、メキシコがどんな国なのか見ていきましょう
原油や砂糖、ココアなどの需要が増えると値段が上がりやすくなる
メキシコは、世界一の経済大国アメリカのすぐ隣にあって、お互いにたくさん物を売り買いしています。
実際、メキシコがアメリカに売る物は全体の8割、アメリカから買う物は半分もあります。
だから、アメリカの景気が良いと、メキシコペソの価値も上がりやすくなるんです。
また、カリブ海の近くに油田があって、国が油田を運営しているので、資源国のお金としての一面もあります。
当然、世界中で原油や砂糖、ココアなどの需要が増えれば、それらの値段も上がりやすくなります。
他の高金利のお金よりも比較的安定している
メキシコの金利は世界的に見てもかなり高く、2022年8月の時点で8.50%です。
日本の-0.10%、アメリカの2.25~2.50%(2022年8月時点)と比べると、明らかに高いですね。
普通、金利が高い国は政治や経済が不安定なことが多いです。
でも、今のメキシコとアメリカの関係はそんなに悪くないので、メキシコは比較的安定しています。
そして、有名な高金利のお金の中で、ムーディーズという会社の格付けで唯一投資に適していると判断されています。
通貨 | ムーディーズの格付け |
---|---|
メキシコペソ | Baa2(上から9番目) |
トルコリラ | B3(上から16番目) |
南アフリカランド | Ba2(上から12番目) |
※2022年9月時点の情報
※上から数えて10番目までは投資適格、11番目以降は投機適格になります。
メキシコペソの格付けはトルコリラや南アフリカランドとは違って、投資のリスクが低く、利益を得やすいとされています。
だから、ある程度安心して取引できるお金なんです。
ちなみに、メキシコペソの取引ができるおすすめの海外FX業者はBigBossです。
FX業者 | 1ロット毎のスワップポイント | スプレッド |
---|---|---|
BigBoss(MXN/JPY) | ロング13.13 ショート-17.30 | 53.7pips |
※スプレッド、スワップポイントともに2022年9月16日18時時点
※表に記載されているスプレッドは、往復の取引手数料を含めた実質スプレッドです。
BigBossなら小さな差額でMXN/JPY(メキシコペソ/円)の取引ができます。
また、取引するたびにもらえるBigBossPointでガチャを回すと、たくさんのボーナスがもらえるチャンスがあります。
メキシコペソの値段や将来の見込み
メキシコペソで取引するなら、今の値段と将来どうなりそうかを知っておくことが大切です。
ここでは、メキシコペソの今の状況と将来性について説明します。
2022年9月の時点で約7.2円
メキシコペソの値段(2022年9月20日時点)は、約7.2円です。メキシコペソの値段は2007年以降、長い間下がり続けてきました。
でも、2020年後半から上向きに転じ、2022年に入ってからは7円台まで戻っています。
良いニュースがあって、これからも回復が続くかもしれない
メキシコペソは、次の2つの理由で、これからも回復を続ける可能性があります。
- アメリカがロシアから中南米産の石油に切り替えを進めている
- 2023年以降、半導体不足が解消される見込み
メキシコは資源が豊富な国なので、アメリカとの石油取引が増えれば、経済も成長しやすくなります。
さらに、2023年以降、コロナで問題になっていた半導体不足が解消されるといわれています。
ただし、アメリカの景気が悪くなると、メキシコペソの値段も下がりやすくなるかもしれません。
海外FXでメキシコペソを取引するいいところ
海外FXでは、ドル円やユーロドルなどの取引が多いです。
でも、メキシコペソを取引するといいことがたくさんあります。
メキシコペソを取引するいいところ
- たくさんのスワップポイントがもらえる
- 他の高金利のお金よりも安く取引できる
- ボーナスがあるので、一時的な損失にも耐えやすい
それぞれのいいところについて、くわしく見ていきましょう。
たくさんのスワップポイントがもらえる
海外FXでメキシコペソを取引すると、たくさんのスワップポイントがもらえます。
下の表は、海外FXのBigBossと日本のFX会社でメキシコペソ/円を10万通貨持っている場合にもらえるスワップポイントです。
FX会社 | もらえるスワップポイント |
---|---|
BigBoss | 1,313円 |
みんなのFX | 151円 |
ヒロセ通商 | 160円 |
※2022年9月16日にもらえるスワップポイント(10万通貨)
※BigBossのスワップポイントは13.13、1メキシコペソは7.2円の場合で計算。
結果を見ると、BigBossの方がずっとたくさんのスワップポイントをもらえることがわかります。
このように、海外FXの方がスワップトレードに向いています。
他の高金利のお金よりも安く取引できる
スワップトレードで儲けたい場合は、金利が高いお金を取引する必要があります。
金利が高いお金として有名なのは、メキシコペソの他にトルコリラや南アフリカランドがあります。
金利が高いお金 | 価格 |
---|---|
メキシコペソ/円 | 7.198円 |
トルコリラ/円 | 7.825円 |
南アフリカランド/円 | 8.102円 |
※2022年9月16日18時時点の価格
たくさんのスワップポイントをもらうには、できるだけ大きな量のポジションを持ち続ける必要があります。
その時、お金の価格が高くなるほど、ポジションを持つのに必要なお金も多くなります。
メキシコペソ/円は、トルコリラや南アフリカランドと比べると少し安いので、ポジションを持つのに必要なお金も少なくて済みます。
だから、スワップトレードがしやすいお金なのです。
ボーナスがあるので、一時的な損失にも耐えやすい
一部の海外FX会社では、口座を開設したり入金したりするとボーナスがもらえます。
もらったボーナスは取引のもとでとして使えるので、一時的な損失でロスカットされるのを避けやすくなります。
つまり、ボーナスがない日本のFXと比べると、ロスカットで損をするリスクが低いのです。
海外FXでメキシコペソを取引する時の注意点
海外FXでメキシコペソを取引する時は、次のリスクに気をつけましょう。
・アメリカの様子で値段が不安定になる
・長い目で見ると下がり続ける可能性がある
・円で取引できない業者が多い
有名な通貨と違って、問題が起きると急に値段が下がる可能性が高くなります。
必ず取引を始める前にリスクをよく理解しておきましょう。
アメリカの様子で値段が不安定になる
メキシコはアメリカと仲が深い国です。
だから、アメリカとの関係が悪くなったり、アメリカの景気が悪くなったりすると要注意です。
実際、2007年や2008年の世界的な経済危機の時、メキシコペソ/円の値段は11.5円から6円まで、約半分も下がりました。
アメリカに関するニュースには気をつけましょう。
長い目で見ると下がり続ける可能性がある
メキシコペソに限らず、金利が高い通貨は長い間下がり続けることがよくあります。
メキシコペソ/円も2007年の11.5円から2020年には一時4.5円まで下がりました。
トルコリラ/円や南アフリカランド/円も、この15年でメキシコペソ以上に大きく下がっています。
メキシコペソに興味がある人の多くは高いスワップポイントを狙っていると思いますが、値段が急に下がると、強制的に取引が終了してしまうリスクが高くなるので注意が必要です。
円で取引できない業者が多い
日本のFX業者でメキシコペソを取引する場合、もちろんメキシコペソ/円で取引できます。
でも、海外のFX業者では、メキシコペソ/円よりもドル/メキシコペソやユーロ/メキシコペソの方が多く扱われています。
なぜなら、海外では円よりもドルやユーロの方がよく使われるからです。
メキシコペソ/円を取引できないFX業者がまだ多いため、ドル/メキシコペソやユーロ/メキシコペソを取引するしかありません。
当然、メキシコペソ/円と他の通貨建てでは、もらえるスワップポイントも変わってきます。
海外FXのメキシコペソのスワップポイント一覧
ここからは、海外FX業者のメキシコペソのスワップポイントについて説明します。
以下の表は、各業者ごとに最も多くスワップポイントをもらえるメキシコペソをまとめたものです。
FX業者 | 1ロット毎のスワップポイント |
---|---|
BigBoss(MXN/JPY) | 買い13.13 売り-17.30 |
HFM(USD/MXN) | 買い-434.00 売り121.00 |
Exness(USD/MXN) | 買い-513.26 売り34.927 |
Tradeview(USD/MXN) | 買い-350.01 売り163.49 |
XM(USD/MXN) | 買い-531.00 売り209.00 |
Traders Trust(USD/MXN) | 買い-425.31 売り138.08 |
Titan FX(USD/MXN) | 買い-48.10 売り21.05 |
AXIORY(EUR/MXN) | 買い-557.25 売り349.85 |
LAND-FX(EUR/MXN) | 買い-82.02 売り14.92 |
FBS(USD/MXN) | 買い-17.32 売り10.88 |
※スワップポイントは2022年9月16日18時時点
各業者によって、もらえるスワップポイントは大きく違うので気をつける必要があります。
メキシコペソでスワップトレードすると、どれくらいお金が増える?
海外FXでメキシコペソのスワップトレードをすると、どれくらいお金が増えるのか気になる人が多いと思います。
そこで、BigBossのメキシコペソ/円を買い持ちしたケースで、もらえるスワップポイントを計算してみました。
1日のケース
まず、1日でもらえるスワップポイントを計算しましょう。
BigBossのメキシコペソ/円を買い持ちした場合のスワップポイントは13.13なので、日本円に換算すると1,313円になります。
10万×1×0.001×13.13=1,313円
1年間のケース
次に1年間メキシコペソ/円の買い持ちを続けた場合にもらえるスワップポイントを計算してみましょう。
1,313円×365日=479,245円
1年間で47万円以上のスワップをもらえます。
ただし、これは理想的な状況での計算です。
実際には為替レートの変動やその他のリスクがあるので、必ずしもこの通りにはならないことに注意しましょう。
メキシコペソのスワップトレードでよくある失敗例
スワップトレードでは、ポジションを持ち続けている限り、ずっとスワップポイントをもらえます。
だから、海外FX初心者でもスワップトレードなら簡単にお金を増やせると考える人も少なくありません。
でも、スワップトレードを続けても以下のように失敗する人もたくさんいます。
- 取引量を上げすぎた
- メキシコペソの価値が大きく下がった
損する確率を減らすためにも、必ず失敗例を知っておきましょう。
取引量を上げすぎた
スワップトレードでたくさんのお金を増やすには大きな取引量で取引しなければなりません。
でも、取引量を上げすぎると、価格が逆に動いた場合に損失が一気に大きくなります。
例えば、1メキシコペソ8円の時に10ロットの買いポジションを持ち7円まで下がると、100万円の損失が出ます。
もし口座のお金が100万円未満だった場合、スワップポイントを毎日もらっても、途中で強制的に取引が終了して口座のお金を全部失うでしょう。
スワップトレードをする場合は、数百pips価値が下がっても、耐えられるような取引量で取引しましょう。
メキシコペソの価値が大きく下がった
金利が高いお金ほどたくさんのスワップポイントをもらえます。
でも、メキシコのように金利が高い国は、低い国よりも政治や経済の状況が不安定です。
メキシコの政治が不安定になったり経済が悪くなったりすると、メキシコペソの価値が下がって、損失が大きく増えます。
メキシコペソの価値が著しく下がった場合、そのままポジションを持ち続けると損失が増えるため、損切りも考えなければなりません。
いつでも対応できるように、メキシコに関するニュースはチェックしておきましょう。
メキシコペソの取引におすすめの海外FX業者3選
ほとんどの海外FX業者でメキシコペソの取引ができますが、各業者によって取引できる通貨ペア、スプレッド、スワップポイントが違います。
そこで、メキシコペソの取引におすすめの海外FX業者を3社紹介します。
- BigBoss
- HFM
- AXIORY
それぞれの業者のいいところを見ていきましょう。
BigBoss
FX業者 | BigBoss |
---|---|
金融ライセンス | セントビンセント・グレナディーン金融庁 |
メキシコペソの取り扱い通貨 | メキシコペソ/円 ドル/メキシコペソ |
スワップポイント | 13.13(買い) |
スプレッド(MXN/JPY) | 53.7pips |
メキシコペソの最大レバレッジ | 100倍 |
ボーナスキャンペーン | BigBossPoint 入金ボーナスキャンペーン(不定期) |
※スワップポイント・スプレッドともに2022年9月16日18時時点
※表に記載されているスプレッドは、往復の取引手数料を含めた実質スプレッドです。
BigBossでは、メキシコペソ/円とドル/メキシコペソの2種類を取引できます。
海外FX業者では珍しくメキシコペソ/円を扱っており、日本のFXと同じ感覚で取引できます。
スプレッドも狭いので、取引コストも抑えられます。
またメキシコペソの取引量が増えるほど、たくさんのBigBossPointをもらえるため、証拠金を増やせる可能性があります。
そして、BigBossではグループ会社を通して他の国のトレーダーにもサービスを提供しているため、セントビンセント・グレナディーン以外の金融ライセンスも取得しています。
BigBossのグループ会社が取得しているジョージアとカナダの金融ライセンスの発行元は、オフショア地域よりも規制が厳しいです。
当然、審査も厳しくなるため取得している海外FX業者は多くありません。
このように、信頼性の高い海外FX業者なので、ぜひこの機会に口座を開いてみてください。
HFM
FX業者 | HFM |
---|---|
金融ライセンス | セントビンセント・グレナディーン金融庁 |
メキシコペソの取り扱い通貨 | ドル/メキシコペソ |
スワップポイント(USD/MXN) | 121.00(売り) |
スプレッド(USD/MXN) | 46.4pips |
メキシコペソの最大レバレッジ | 1,000倍 |
ボーナスキャンペーン | 入金ボーナスキャンペーン(3種類) HFM取引リワード |
※スワップポイント・スプレッドともに2022年9月16日18時時点
※表に記載されているスプレッドは、往復の取引手数料を含めた実質スプレッドです。
HFMでは、ドル/メキシコペソを取り扱っています。他社よりもスプレッドが狭く、また最大レバレッジも高い水準です。
そのため、お金が少ない人でも取引しやすいでしょう。
ただし、HFMでもらえるボーナスキャンペーンのうち2種類は、クッション機能がついていません。
したがって、メキシコペソが急に下がった時、強制的に取引が終了するリスクに気をつけましょう。
AXIORY
FX業者 | AXIORY |
---|---|
金融ライセンス | ベリーズ国際金融サービス委員会 |
メキシコペソの取り扱い通貨 | ドル/メキシコペソ ユーロ/メキシコペソ |
スワップポイント | 349.85(売り) |
スプレッド(EUR/MXN) | 108.0 pips |
メキシコペソの最大レバレッジ | 400倍 |
ボーナスキャンペーン | 入金ボーナス(不定期) |
※スワップポイント・スプレッドともに2022年9月16日18時時点
※表に記載されているスプレッドは、往復の取引手数料を含めた実質スプレッドです。
AXIORYではドル/メキシコペソとユーロ/メキシコペソの取引が可能です。
たくさんのスワップポイントをもらえるのでスワップトレード向きのFX業者です。
ただし、スプレッドは、他社よりも狭くありません。
大きいロットで取引する時は、取引コストが高くならないように注意しましょう。
まとめ:海外FXはメキシコペソのスワップトレードもしやすい
海外FXでも、メキシコペソのスワップトレードができます。
そして、日本のFXよりもたくさんのスワップポイントをもらえたり、高いレバレッジで取引できたりするなど、お金を増やしやすい環境が整っています。
日本のFXでも取り扱いのあるメキシコペソ/円を取引したいのであれば、BigBossがおすすめです。
BigBossならメキシコペソ/円をレバレッジ100倍で取引できます。
スプレッドも狭いので、大きな取引量での取引にも向いています。
ぜひ、この機会に口座を開いてみてください。